2008年06月09日
好漢・天知茂シアター開催!
ネットで知り合ったアマチさんファンの方と共催で、天知さん主演の映画の上映会を行うことになりました。
題して、
好漢・天知茂シアター
今回は、アマチさんの新東宝最後の主演作「南郷次郎探偵帳 影なき殺人者」(1961)をチョイスしました。
事件を追っかけるちょっぴりキュートな青年弁護士をアマチさんが演じます。
新東宝のアマチさんというと、ギャングとか怪奇モノとかのイメージが強いですが、新東宝末期にはこの路線の軽妙な役も結構演じています。アマチさんの意外な一面を発見してみませんか?
なお、アマチさんの命日に当たる7/27(日)には、天知さんの後半生に行動を共にされた俳優の北町嘉朗さんをお呼びしてのトークショーも行います。
上映は川崎のザ・グリソムギャングさんです。
http://movie007.hp.infoseek.co.jp/schedule0807.htm#amachi
好漢・天知茂シアターの公式HPはこちら。
http://www.amachi.info/projectA.html
題して、
好漢・天知茂シアター
今回は、アマチさんの新東宝最後の主演作「南郷次郎探偵帳 影なき殺人者」(1961)をチョイスしました。
事件を追っかけるちょっぴりキュートな青年弁護士をアマチさんが演じます。
新東宝のアマチさんというと、ギャングとか怪奇モノとかのイメージが強いですが、新東宝末期にはこの路線の軽妙な役も結構演じています。アマチさんの意外な一面を発見してみませんか?
なお、アマチさんの命日に当たる7/27(日)には、天知さんの後半生に行動を共にされた俳優の北町嘉朗さんをお呼びしてのトークショーも行います。
上映は川崎のザ・グリソムギャングさんです。
http://movie007.hp.infoseek.co.jp/schedule0807.htm#amachi
好漢・天知茂シアターの公式HPはこちら。
http://www.amachi.info/projectA.html
2008年05月28日
新宿コマ劇場、閉館
歌舞伎町のランドマーク、新宿コマ劇場が今年の12月末をもって閉館になるそうだ。
新宿コマ劇場:今年末で閉館…観客数低迷、建物老朽化(毎日新聞)
最近は歌手の座長公演も観客数が減少しているというので、時代の流れと言いますか。。。
ちなみに我らがアマチさんも1982年11月、12月の美空ひばり公演に「特別参加」枠で出演しています。
ひばりママがアマチさんのファンで、ひばりママがなくなった後の追悼公演のニュアンスもあったのでアマチさんにオファーが北らしい。この辺のエピソードはアマチプロゼに在籍していた俳優・岡部征純さんのブログでも少し触れられています。
ああ、またアマチ遺跡が都内からなくなっていく。
新宿コマ劇場:今年末で閉館…観客数低迷、建物老朽化(毎日新聞)
最近は歌手の座長公演も観客数が減少しているというので、時代の流れと言いますか。。。
ちなみに我らがアマチさんも1982年11月、12月の美空ひばり公演に「特別参加」枠で出演しています。
ひばりママがアマチさんのファンで、ひばりママがなくなった後の追悼公演のニュアンスもあったのでアマチさんにオファーが北らしい。この辺のエピソードはアマチプロゼに在籍していた俳優・岡部征純さんのブログでも少し触れられています。
ああ、またアマチ遺跡が都内からなくなっていく。
タグ :天知茂
2008年04月06日
「殺すまで追え 新宿25時」
シネマアートン下北沢で「殺すまで追え 新宿25時」(1969・松竹)を観てきました。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
夜の新宿。激しい雨が降っている。バーの前にたたずむ一人の男。男は店の女が誘っても相手にせず、雨に打たれたままだ。バックに流れる歌は青江三奈の「新宿サタデー・ナイト」。そこにキャスト―桧健作(天知茂)―が映し出される。そして新宿の夜景をバックに他のキャストも次々と映し出される。やがて夜は明け、雨もやむ。桧が道を歩いていると一発の銃声が。振り向く桧。そこにタイトルが重なる。次のカットで桧の同僚、安西が拳銃自殺した現場に―。
こんなかっこいいオープニングで始まるこの作品は、アマチさん最後の単独主演映画です。
点火
桧の同僚、安西が拳銃自殺した。安西の妻(原知佐子)は彼が病気を気にしていたという。しかし、桧は安西が自殺したことが信じられない。安西の遺体が搬出された後も桧は安西の遺書を探すが、代わりに見つかったのは安西とバーの女・梨花(富山真沙子)とのツーショットの写真だった。
弱火
安西の死が自殺でないとにらんだ桧は捜査を進めようとするが、捜査をやめたい坂上課長(高野真二)と対立する。
桧は梨花を探し出し安西の死の原因を尋ねるが、梨花はその後姿を消し、死体となって発見された。
中火
桧は梨花を殺した赤松を追おうとするが、やはりここでも課長と対立する。しかし赤松は桧が追い詰める寸前に殺し屋・天童(川津祐介)に撃ち殺される。
さらに桧の車に仕掛けられたダイナマイトが爆発し、彼の妻(園江梨子)が死んでしまう。復讐の念に燃えた桧は警察を辞職し、自分で犯人を探し、復讐する決意を固めた。
強火
桧の目指す敵は大滝商事の代表、大滝(佐藤允)だった。大月近辺で射撃をやっている大滝のもとへ桧は赴き、ここで2人は始めて対峙する。大滝の愛人、歌手のさとみ(香山美子)はそこで桧の男らしさに惹かれたらしく、その夜東京に先に戻ろうとする大滝に向かって桧よりもダメな奴!と罵倒する。
数日後、相変わらず大滝にそっけなくなったさとみにキレて、大滝はさとみの顔に熱湯をかけまくる(なんて奴だ!)。顔にやけどを負ったさとみは桧の家に逃げ、病院に入院する。そこへ大滝から娘の潤と引き換えに記憶喪失になれという脅迫電話がかかってきた。
それとは別に、病院でさとみから坂上と大滝が会っていたことを聞いた桧は、安西の家へ向かう。そこには安西の妻と坂上がいた。実は安西の妻は、安西がすべての秘密を書いた遺書を隠していたのだ。そこには坂上が汚職に関わっていることも書いてある。桧は恐ろしい勢いで安西の妻を脅迫し、遺書の入ったロッカーの鍵を手に入れる。
桧は大滝と最後の対決するために軽井沢に向かう。大滝は銃を構えて待っていた。しかし桧は「貴様だけはあの世に送ってやる」と復讐の決意にみなぎっている。霧深い草原の中を2人は駆けてゆく。そこへ銃声が!さとみが大滝を撃ったのだ。しかしさとみも大滝に撃たれ、こと切れる。ここで桧の怒りは最高に燃えたぎった!大滝に銃を向ける桧。。。まさにうとうとする瞬間、桧の耳に娘の潤の「パパ!」という声がする。手を止める桧。大滝もこと切れた。
消火
草原を抜け出す桧。そこには新宿署の仲間たちと潤がいた―。そして潤を抱いて歩く桧。。。
次々と事件をめぐる人々が死んでいくが、そのたびに桧の怒りが高まっていく。さとみが死んだときのアマチさんはアマチ史上最強に恐かった。会田刑事どころじゃないぞ!警察辞めて一市民になったから恐いものなしと自分でも言ってるし。
しかしその反面、奥さんと娘もいるお父さんであり、娘のことを思って大滝を殺すのをやめるという一面も持つ。ちなみに普段から娘の潤ちゃんには甘いらしい。トランプ遊びとかしてるみたいだし。奥さんがなくなった後、それを悲しむ潤ちゃんに「潤にはパパがいるじゃないか」なんていうやさしいセリフもある。
それから、見所は何度か出てくるアクション・シーン。浜辺での川津祐介との対決は「黒線地帯」の宗方祐二との決闘を思い起こさせるスリリングさだ!ジャケットを宙に投げて川津さんに立ち向かうアマチさんはかっこいいぞ!
他にもカーチェイス、ラストの大滝との対決、新宿西口での川津さんとの追っかけっこなど見所満載。青江三奈もクラブの歌手役で登場!
アマチさん38歳、男盛りのクールな魅力を最初から最後まで堪能できる作品です。
ちなみに、原作はウィリアム P.マッギヴァーンの「ビッグ・ヒート」。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
夜の新宿。激しい雨が降っている。バーの前にたたずむ一人の男。男は店の女が誘っても相手にせず、雨に打たれたままだ。バックに流れる歌は青江三奈の「新宿サタデー・ナイト」。そこにキャスト―桧健作(天知茂)―が映し出される。そして新宿の夜景をバックに他のキャストも次々と映し出される。やがて夜は明け、雨もやむ。桧が道を歩いていると一発の銃声が。振り向く桧。そこにタイトルが重なる。次のカットで桧の同僚、安西が拳銃自殺した現場に―。
こんなかっこいいオープニングで始まるこの作品は、アマチさん最後の単独主演映画です。
点火
桧の同僚、安西が拳銃自殺した。安西の妻(原知佐子)は彼が病気を気にしていたという。しかし、桧は安西が自殺したことが信じられない。安西の遺体が搬出された後も桧は安西の遺書を探すが、代わりに見つかったのは安西とバーの女・梨花(富山真沙子)とのツーショットの写真だった。
弱火
安西の死が自殺でないとにらんだ桧は捜査を進めようとするが、捜査をやめたい坂上課長(高野真二)と対立する。
桧は梨花を探し出し安西の死の原因を尋ねるが、梨花はその後姿を消し、死体となって発見された。
中火
桧は梨花を殺した赤松を追おうとするが、やはりここでも課長と対立する。しかし赤松は桧が追い詰める寸前に殺し屋・天童(川津祐介)に撃ち殺される。
さらに桧の車に仕掛けられたダイナマイトが爆発し、彼の妻(園江梨子)が死んでしまう。復讐の念に燃えた桧は警察を辞職し、自分で犯人を探し、復讐する決意を固めた。
強火
桧の目指す敵は大滝商事の代表、大滝(佐藤允)だった。大月近辺で射撃をやっている大滝のもとへ桧は赴き、ここで2人は始めて対峙する。大滝の愛人、歌手のさとみ(香山美子)はそこで桧の男らしさに惹かれたらしく、その夜東京に先に戻ろうとする大滝に向かって桧よりもダメな奴!と罵倒する。
数日後、相変わらず大滝にそっけなくなったさとみにキレて、大滝はさとみの顔に熱湯をかけまくる(なんて奴だ!)。顔にやけどを負ったさとみは桧の家に逃げ、病院に入院する。そこへ大滝から娘の潤と引き換えに記憶喪失になれという脅迫電話がかかってきた。
それとは別に、病院でさとみから坂上と大滝が会っていたことを聞いた桧は、安西の家へ向かう。そこには安西の妻と坂上がいた。実は安西の妻は、安西がすべての秘密を書いた遺書を隠していたのだ。そこには坂上が汚職に関わっていることも書いてある。桧は恐ろしい勢いで安西の妻を脅迫し、遺書の入ったロッカーの鍵を手に入れる。
桧は大滝と最後の対決するために軽井沢に向かう。大滝は銃を構えて待っていた。しかし桧は「貴様だけはあの世に送ってやる」と復讐の決意にみなぎっている。霧深い草原の中を2人は駆けてゆく。そこへ銃声が!さとみが大滝を撃ったのだ。しかしさとみも大滝に撃たれ、こと切れる。ここで桧の怒りは最高に燃えたぎった!大滝に銃を向ける桧。。。まさにうとうとする瞬間、桧の耳に娘の潤の「パパ!」という声がする。手を止める桧。大滝もこと切れた。
消火
草原を抜け出す桧。そこには新宿署の仲間たちと潤がいた―。そして潤を抱いて歩く桧。。。
次々と事件をめぐる人々が死んでいくが、そのたびに桧の怒りが高まっていく。さとみが死んだときのアマチさんはアマチ史上最強に恐かった。会田刑事どころじゃないぞ!警察辞めて一市民になったから恐いものなしと自分でも言ってるし。
しかしその反面、奥さんと娘もいるお父さんであり、娘のことを思って大滝を殺すのをやめるという一面も持つ。ちなみに普段から娘の潤ちゃんには甘いらしい。トランプ遊びとかしてるみたいだし。奥さんがなくなった後、それを悲しむ潤ちゃんに「潤にはパパがいるじゃないか」なんていうやさしいセリフもある。
それから、見所は何度か出てくるアクション・シーン。浜辺での川津祐介との対決は「黒線地帯」の宗方祐二との決闘を思い起こさせるスリリングさだ!ジャケットを宙に投げて川津さんに立ち向かうアマチさんはかっこいいぞ!
他にもカーチェイス、ラストの大滝との対決、新宿西口での川津さんとの追っかけっこなど見所満載。青江三奈もクラブの歌手役で登場!
アマチさん38歳、男盛りのクールな魅力を最初から最後まで堪能できる作品です。
ちなみに、原作はウィリアム P.マッギヴァーンの「ビッグ・ヒート」。
2008年03月04日
ハッピーバースデイ
トラウマの天知茂blogを拝見していて気づいたのですが、本日はアマチさんの77回目のバースデイです。おめでとう、茂。
ところで今年はアマチさんの松竹での主演映画上映の当たり年で、1月のラピュタでの「黒幕」に引き続き、4月5日から11日までシネマ アートン下北沢で「殺(バラ)すまで追え 新宿25時」(1969)を上映します。
当時の新聞記事によると、アマチさんは久しぶりの映画出演で「たっぷり暴れるぜ」とやる気満々だった模様。
個人的には、青江美奈が出演して花を添えているのも楽しみ。
ところで今年はアマチさんの松竹での主演映画上映の当たり年で、1月のラピュタでの「黒幕」に引き続き、4月5日から11日までシネマ アートン下北沢で「殺(バラ)すまで追え 新宿25時」(1969)を上映します。
当時の新聞記事によると、アマチさんは久しぶりの映画出演で「たっぷり暴れるぜ」とやる気満々だった模様。
個人的には、青江美奈が出演して花を添えているのも楽しみ。
2008年02月10日
湯島天神にて

湯島天神では、2月8日から梅まつりが始まっています。
その湯島天神の境内に、アマチさんが植えた梅の木があります。1984年5月に、明治座の山本富士子さんの公演で泉鏡花の「婦系図」を下敷きにした「湯島の白梅」を上演したとき、アマチさんは早瀬主税を演じました。その時、山本さんとアマチさんで植樹したものです。場所は、唐門の右にある植え込みのところです。
写真がその梅。境内の梅のほとんどはまだつぼみだったのですが(今年は開花が遅い模様)、この木には少しばかり花が咲いていました。数日したらもっと花が咲くでしょう。
タグ :天知茂
2008年02月07日
「黒幕」
先月の話になりますが、ラピュタ阿佐ヶ谷で「黒幕」(1966・創映/松竹)を観てきました。三回も(笑)。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)。
東京の赤玉製薬と大阪の岩倉製薬は、製薬業界ではライバルだ。作っている製品もジャンルがダブっているものが多い。そんなことでお互いに表に裏にとしのぎを削る関係なのだ。
利根五郎(天知茂)は赤玉製薬の社長直属のプロパー(特殊販売員みたいなものか)。腕も立つし女にもてるし仁義に厚い男だ。ある日も岩倉製薬の主力商品「王精」を強奪し、現金問屋に横流しする作戦を成功させた。
利根の同僚の千石静香もプロパーとして活躍しているが、利根は静香の謎めいたところに心惹かれるようになる。。。
企業間の競争をバックにしたアクション映画なんですけど、全編天知茂祭りのような作品であります。
オープニングにかっこよくライターをつける利根のショットがハードボイルドで、冒頭からファンにとっては涙モノです。さらに天知さんの歌う主題歌をバックにタイトルロールが流れ、出演者紹介も天知さんはトップでピンで登場(映画では、これはめったにない)。心拍数、相当上がります。
作品中には何度もアクションシーンが出てきますが、大乱闘あり、カーチェイスありとなかなか楽しい。アマチさんがスタントなしでトラックに飛びつくシーンなんてのもある。しかし利根はどんなに殴られても血を流すことなく、重傷を負っても「僕は不死身ですよ」なんて言いながら出社してくる。タフすぎだ。
というか、利根はナイトクラブの用心棒が出発点らしいので、そこで鍛えたんでしょうな。
あと、この作品は「歌う天知茂」という貴重な映像も堪能できます。主題歌の「影」は天知さんの持ち歌にしては珍しく前向きな内容。なぜかナイトクラブで歌う場面もあるのですが、このとき歌う題名不詳の歌はムード歌謡で、クールに歌うところがかっこいいぜ
!
それから、「王精」のナゾを探りに製造元の由良甚六(殿山泰司)の許を訪れた利根はそこで甚六の若い妻・加代(扇町京子)に迫られてタジタジ、しかしやっちゃうというシーンがあるのですが、ここのアマチさんのタジタジぶりがキュートだったりします。ユリの咲く中での二人のからみは、スウェーデンのオトナの映画の雰囲気を狙ったらしい。
そうそう、扇町さんが頭のねじが緩んだような女の子を好演?怪演?。
あ、ちなみにこの映画、当時は成人映画指定だったそうです、はい。当時は邦画のメジャーでもエロがはやっていたので、この作品もその線狙ったんでしょうか。
実はこの映画、新東宝メンバー勢ぞろいでして、監督の小林悟、アマチさん、高宮敬二さん、扇町さん、脇役の方数名、さらに技闘が今清水さん(「地獄」で車に轢かれるヤクザをやった泉田洋志さん)という顔ぶれ。ついでに言うと、この映画の同時上映「顔を貸せ」は、高宮・文太とこちらも新東宝メンバーが出演。松竹配給ながら新東宝みたいな2本立てなのでした。
甚六の息子役で左とん平さんが出演しているんですが、もしかしてアマチさんミーツとん平はこの作品?それと、行方不明になった加代さんを甚六のところにつれてくる巡査が宮口二郎さん。発声がアマチさんに似てますね。
このころの天知さんの主演作、テレビの映像は恐らくほとんど残っていないので、映画の主演作であるこの作品はアマチ史において特筆すべき作品でありましょう。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)。
東京の赤玉製薬と大阪の岩倉製薬は、製薬業界ではライバルだ。作っている製品もジャンルがダブっているものが多い。そんなことでお互いに表に裏にとしのぎを削る関係なのだ。
利根五郎(天知茂)は赤玉製薬の社長直属のプロパー(特殊販売員みたいなものか)。腕も立つし女にもてるし仁義に厚い男だ。ある日も岩倉製薬の主力商品「王精」を強奪し、現金問屋に横流しする作戦を成功させた。
利根の同僚の千石静香もプロパーとして活躍しているが、利根は静香の謎めいたところに心惹かれるようになる。。。
企業間の競争をバックにしたアクション映画なんですけど、全編天知茂祭りのような作品であります。
オープニングにかっこよくライターをつける利根のショットがハードボイルドで、冒頭からファンにとっては涙モノです。さらに天知さんの歌う主題歌をバックにタイトルロールが流れ、出演者紹介も天知さんはトップでピンで登場(映画では、これはめったにない)。心拍数、相当上がります。
作品中には何度もアクションシーンが出てきますが、大乱闘あり、カーチェイスありとなかなか楽しい。アマチさんがスタントなしでトラックに飛びつくシーンなんてのもある。しかし利根はどんなに殴られても血を流すことなく、重傷を負っても「僕は不死身ですよ」なんて言いながら出社してくる。タフすぎだ。
というか、利根はナイトクラブの用心棒が出発点らしいので、そこで鍛えたんでしょうな。
あと、この作品は「歌う天知茂」という貴重な映像も堪能できます。主題歌の「影」は天知さんの持ち歌にしては珍しく前向きな内容。なぜかナイトクラブで歌う場面もあるのですが、このとき歌う題名不詳の歌はムード歌謡で、クールに歌うところがかっこいいぜ
!それから、「王精」のナゾを探りに製造元の由良甚六(殿山泰司)の許を訪れた利根はそこで甚六の若い妻・加代(扇町京子)に迫られてタジタジ、しかしやっちゃうというシーンがあるのですが、ここのアマチさんのタジタジぶりがキュートだったりします。ユリの咲く中での二人のからみは、スウェーデンのオトナの映画の雰囲気を狙ったらしい。
そうそう、扇町さんが頭のねじが緩んだような女の子を好演?怪演?。
あ、ちなみにこの映画、当時は成人映画指定だったそうです、はい。当時は邦画のメジャーでもエロがはやっていたので、この作品もその線狙ったんでしょうか。
実はこの映画、新東宝メンバー勢ぞろいでして、監督の小林悟、アマチさん、高宮敬二さん、扇町さん、脇役の方数名、さらに技闘が今清水さん(「地獄」で車に轢かれるヤクザをやった泉田洋志さん)という顔ぶれ。ついでに言うと、この映画の同時上映「顔を貸せ」は、高宮・文太とこちらも新東宝メンバーが出演。松竹配給ながら新東宝みたいな2本立てなのでした。
甚六の息子役で左とん平さんが出演しているんですが、もしかしてアマチさんミーツとん平はこの作品?それと、行方不明になった加代さんを甚六のところにつれてくる巡査が宮口二郎さん。発声がアマチさんに似てますね。
このころの天知さんの主演作、テレビの映像は恐らくほとんど残っていないので、映画の主演作であるこの作品はアマチ史において特筆すべき作品でありましょう。
2007年12月20日
「いも侍 蟹右ヱ門」
ラピュタ阿佐ヶ谷に「いも侍 蟹右ヱ門」(1964・松竹京都)を観にいってきました。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
アマチさん、この作品が松竹映画初出演です。
百姓から侍になった蟹右ヱ門(長門勇)は、いとこの金次郎(宗方勝巳)のいる夏目道場を訪ねようと旅をしている。その途中で彼は村人に襲われ、川に投げ込まれた侍(蜷川幸雄)の子ども(高梨まゆみ)を助け、一緒に旅をすることになる。そのほか、七人組の道場破りとであったり、地元のヤクザの娘・お陸(倍賞千恵子)に宿の世話をしてもらったり、道中師の娘・お銀(野川由美子)に付きまとわれたりしつつ蟹右ヱ門は旅を続け、夏目道場にたどり着く。
しかし、夏目道場の玄々斎は邪剣の持ち主だったため破門した淵上甚兵衛(天知茂)に討たれていた。金次郎は玄々斎の敵討ちをするため甚兵衛との果し合いに向かう。。。
とぼけた雰囲気の蟹右ヱ門の旅の様子をつづったロードムービーで、道中で出会うエピソードもなかなか楽しめる。蟹右ヱ門はみかけによらず?の剣の腕前の持ち主で(しかし構えは自己流!)、川に投げ込まれた侍の女敵討ちに助太刀したり、七人組の道場破りのメンバーをあっさり斬っちゃったりする。
さて、アマチさんの役は七人組の中の一人、淵上甚兵衛。(ちなみに仲間の一人には江見俊太郎がいる!)前述の通り、邪剣の持ち主だということで夏目道場を破門され、目をつけていた玄々斎の娘・弥生(小畠絹子)は金次郎と結婚してしまったことを屈辱に思っている。七人組の中にいるものの、どちらかというと一匹狼タイプで単独行動をとろうとしたりもする。
そんな甚兵衛の刀の構えは逆手持ち。剣の柄を相手に突きつけるのがシャープでえらくカッコイイ。ここで画面がアップになったりするから観ているこちらはぐっと来ますな。ちなみにアマチさんは約10年後、ドラマ「無宿侍」で再び逆手持ちの構えを使います。ちなみに殺陣師は2作品とも湯浅謙太郎氏。
数々の道場破りで腕を上げた甚兵衛は玄々斎を討ち、金次郎との果たし合いでも腕に傷を負わせ、最後は蟹右ヱ門と対決するのだが(→いつのまにか蟹右ヱ門が凄腕の持ち主だと気づき、自分から対決を申し込んだ)、邪剣の持ち主は自己流剣法に破れ、ジ・エンド。いや、眠狂四郎やら千葉周作にまけるのなら納得行くが、蟹右ヱ門に負けたのはナゾだ。おそるべし蟹さん。
このころのアマチさんはテレビドラマや舞台で長門さんとの共演が多く、かなりの仲良しだった様子。当時の新聞記事によると、二人は同じローヤル・プロ所属で、劇団を結成するといううわさもあったそうで。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
アマチさん、この作品が松竹映画初出演です。
百姓から侍になった蟹右ヱ門(長門勇)は、いとこの金次郎(宗方勝巳)のいる夏目道場を訪ねようと旅をしている。その途中で彼は村人に襲われ、川に投げ込まれた侍(蜷川幸雄)の子ども(高梨まゆみ)を助け、一緒に旅をすることになる。そのほか、七人組の道場破りとであったり、地元のヤクザの娘・お陸(倍賞千恵子)に宿の世話をしてもらったり、道中師の娘・お銀(野川由美子)に付きまとわれたりしつつ蟹右ヱ門は旅を続け、夏目道場にたどり着く。
しかし、夏目道場の玄々斎は邪剣の持ち主だったため破門した淵上甚兵衛(天知茂)に討たれていた。金次郎は玄々斎の敵討ちをするため甚兵衛との果し合いに向かう。。。
とぼけた雰囲気の蟹右ヱ門の旅の様子をつづったロードムービーで、道中で出会うエピソードもなかなか楽しめる。蟹右ヱ門はみかけによらず?の剣の腕前の持ち主で(しかし構えは自己流!)、川に投げ込まれた侍の女敵討ちに助太刀したり、七人組の道場破りのメンバーをあっさり斬っちゃったりする。
さて、アマチさんの役は七人組の中の一人、淵上甚兵衛。(ちなみに仲間の一人には江見俊太郎がいる!)前述の通り、邪剣の持ち主だということで夏目道場を破門され、目をつけていた玄々斎の娘・弥生(小畠絹子)は金次郎と結婚してしまったことを屈辱に思っている。七人組の中にいるものの、どちらかというと一匹狼タイプで単独行動をとろうとしたりもする。
そんな甚兵衛の刀の構えは逆手持ち。剣の柄を相手に突きつけるのがシャープでえらくカッコイイ。ここで画面がアップになったりするから観ているこちらはぐっと来ますな。ちなみにアマチさんは約10年後、ドラマ「無宿侍」で再び逆手持ちの構えを使います。ちなみに殺陣師は2作品とも湯浅謙太郎氏。
数々の道場破りで腕を上げた甚兵衛は玄々斎を討ち、金次郎との果たし合いでも腕に傷を負わせ、最後は蟹右ヱ門と対決するのだが(→いつのまにか蟹右ヱ門が凄腕の持ち主だと気づき、自分から対決を申し込んだ)、邪剣の持ち主は自己流剣法に破れ、ジ・エンド。いや、眠狂四郎やら千葉周作にまけるのなら納得行くが、蟹右ヱ門に負けたのはナゾだ。おそるべし蟹さん。
このころのアマチさんはテレビドラマや舞台で長門さんとの共演が多く、かなりの仲良しだった様子。当時の新聞記事によると、二人は同じローヤル・プロ所属で、劇団を結成するといううわさもあったそうで。
2007年12月08日
「君は海を見たか」
ラピュタ阿佐ヶ谷に「君は海を見たか」(1971・大映東京)を観にいってきました。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
大和重工に勤務する増子一郎(天知茂)は、仕事一筋のモーレツ社員だ。いまは、高知の足摺岬に建設している海中展望塔の仕事で心は一杯。家に帰っても仕事を続ける一郎には小学生の正一(山本善朗)という一人息子がいる。母を早くに亡くした正一は、一郎の妹の弓子(寺田路恵)が面倒を見ている。一郎は再婚が決まっているが、それもあまり気に留めていないほど仕事一筋。
ある日、正一は弓子に体の異常を訴える。病院で診察したところ、正一はがんの一種であるウィルムス腫瘍に侵され、余命が短いことが分かった。一郎はそのことを知り、仕事をしばらく休んで正一と一緒の時間を過ごす決心をする。。。
子持ちのサラリーマンというレアな役をアマチさんが演じています。作品中、こんな生活感にあふれたアマチさんも。
・技術屋さんブルゾンでお仕事
・営業さんに納期をせっつかれる
・現場でラーメンすすりつつ仕事の打ち合わせ
・タバコはハイライト
・NHKの受信料はちゃんと払っている
・自宅でカーディガンでくつろぐ
・息子への一人称が「パパ」
・旅館でビールで一服
・お風呂上りの息子の体をタオルでわしわしする
・同僚と楽しく「よさこい節」歌いながら宴会
・買い物袋抱えて帰宅
エトセトラエトセトラ。もっとも、タバコ・コーヒー・美女(フィアンセの人)とアマチさんをいつも彩る人やアイテムが登場しているのもご愛嬌。
この作品、難病の子どもを描いた作品だけど、ただの闘病ものでなく、「子どもを顧みてこなかった父親が、難病になった子どもとどのように向かい合っていくか」を重点に描いていると思った。
病気になった正一君への一郎さんの態度は最初はぎごちないモノだったけど(一郎さんいわく「私は不器用な人間」だそうだし)、そのうち一緒に釣りに行ったりと打ち解けていくようになる。また一郎さんは正一君を治す方法がないかと病院を回ったり、何かいい治療法がないかと奔走する。時には大学の偉い教授を問い詰めるぐらいだ。
そして一郎さんは正一君と海中展望塔を見に高知へ出かける。滞在先の旅館で、一郎さんは正一君の将来を話すのだけれど、ここはアマチ史上の名場面のひとつじゃないかと思う。ほどほどのラインで成長してほしいと力強く語る一郎さん。ここまで彼は息子に向かい合えるようになったのだ。このような一郎さんの心の演技をアマチさんはうまく見せてます。
ハードボイルドなイメージが先行するアマチさんですが、この一郎さんとか、今テレビで放送している「大忠臣蔵」の清水一学のような人間くさい役も評価されていいんじゃないかなあ。
余談。
正一君はサッカー少年で昭和34年生まれという設定なのだけど、ハラヒロミ氏(昭和33年生まれ)とおなじく「三菱ダイヤモンドサッカー」とかにはまっていたクチだろうか。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
大和重工に勤務する増子一郎(天知茂)は、仕事一筋のモーレツ社員だ。いまは、高知の足摺岬に建設している海中展望塔の仕事で心は一杯。家に帰っても仕事を続ける一郎には小学生の正一(山本善朗)という一人息子がいる。母を早くに亡くした正一は、一郎の妹の弓子(寺田路恵)が面倒を見ている。一郎は再婚が決まっているが、それもあまり気に留めていないほど仕事一筋。
ある日、正一は弓子に体の異常を訴える。病院で診察したところ、正一はがんの一種であるウィルムス腫瘍に侵され、余命が短いことが分かった。一郎はそのことを知り、仕事をしばらく休んで正一と一緒の時間を過ごす決心をする。。。
子持ちのサラリーマンというレアな役をアマチさんが演じています。作品中、こんな生活感にあふれたアマチさんも。
・技術屋さんブルゾンでお仕事
・営業さんに納期をせっつかれる
・現場でラーメンすすりつつ仕事の打ち合わせ
・タバコはハイライト
・NHKの受信料はちゃんと払っている
・自宅でカーディガンでくつろぐ
・息子への一人称が「パパ」
・旅館でビールで一服
・お風呂上りの息子の体をタオルでわしわしする
・同僚と楽しく「よさこい節」歌いながら宴会
・買い物袋抱えて帰宅
エトセトラエトセトラ。もっとも、タバコ・コーヒー・美女(フィアンセの人)とアマチさんをいつも彩る人やアイテムが登場しているのもご愛嬌。
この作品、難病の子どもを描いた作品だけど、ただの闘病ものでなく、「子どもを顧みてこなかった父親が、難病になった子どもとどのように向かい合っていくか」を重点に描いていると思った。
病気になった正一君への一郎さんの態度は最初はぎごちないモノだったけど(一郎さんいわく「私は不器用な人間」だそうだし)、そのうち一緒に釣りに行ったりと打ち解けていくようになる。また一郎さんは正一君を治す方法がないかと病院を回ったり、何かいい治療法がないかと奔走する。時には大学の偉い教授を問い詰めるぐらいだ。
そして一郎さんは正一君と海中展望塔を見に高知へ出かける。滞在先の旅館で、一郎さんは正一君の将来を話すのだけれど、ここはアマチ史上の名場面のひとつじゃないかと思う。ほどほどのラインで成長してほしいと力強く語る一郎さん。ここまで彼は息子に向かい合えるようになったのだ。このような一郎さんの心の演技をアマチさんはうまく見せてます。
ハードボイルドなイメージが先行するアマチさんですが、この一郎さんとか、今テレビで放送している「大忠臣蔵」の清水一学のような人間くさい役も評価されていいんじゃないかなあ。
余談。
正一君はサッカー少年で昭和34年生まれという設定なのだけど、ハラヒロミ氏(昭和33年生まれ)とおなじく「三菱ダイヤモンドサッカー」とかにはまっていたクチだろうか。
2007年12月06日
12/9は天知茂デー
12/9(日)はラピュタ阿佐ヶ谷と川崎市市民ミュージアムでアマチさんの出演作品が合計三本上映されます。
ラピュタ阿佐ヶ谷
10:30~ モーニングショーの野川由美子特集で「いも侍 蟹右ヱ門」(1964・松竹京都)
13:00~ 1970-71 ダイニチ映配ノスタルジアで「君は海を見たか」(1971・大映東京)
川崎市市民ミュージアム
16:00~ 田宮二郎(1935-1978)のアクション映画で「勝負犬」(1967・大映東京)
阿佐ヶ谷から川崎までは、総武線と山手線と東急東横線(or目黒線)を乗り継げばがんばってたどり着けそうな気がします。
ラピュタ阿佐ヶ谷
10:30~ モーニングショーの野川由美子特集で「いも侍 蟹右ヱ門」(1964・松竹京都)
13:00~ 1970-71 ダイニチ映配ノスタルジアで「君は海を見たか」(1971・大映東京)
川崎市市民ミュージアム
16:00~ 田宮二郎(1935-1978)のアクション映画で「勝負犬」(1967・大映東京)
阿佐ヶ谷から川崎までは、総武線と山手線と東急東横線(or目黒線)を乗り継げばがんばってたどり着けそうな気がします。
2007年12月06日
「ごろつき犬」
武蔵小杉にある川崎市市民ミュージアムで、12月の第1週、第2週の週末に「犬シリーズ」の連続上映というナイスな企画が行われてます。詳細はコチラ
私は、シリーズ中一番のお気に入り、シリーズ3作目の「ごろつき犬」(1965・大映東京)を観てきました。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
南紀白浜にツーリングに出かけた鴨井(田宮二郎)は、葉子(水谷良重)という美女と知り合う。彼女は金貸しの未亡人で、自分の夫を殺した一六会の稲取(根上淳)、川勝(成田三樹夫)、辺見(山下洵一郎)を殺してほしいと鴨井に頼む。
大阪に戻った鴨井は顔なじみの木村刑事(天知茂)から彼の同僚を射殺した男を捜してくれるよう依頼される。その男もイナトリだった。。。
シリーズ3作目にして鴨井のピストルの腕もしゃべくりもオープニングからノリノリです。
なぜこの作品がお気に入りかというと、作品中何度か繰り返される小粋な感じのテーマ曲(by山内正)が好きなのと、セリフのやり取りの面白さ(by藤本義一)、俳優陣ががっちりそろっているからです。男性陣は鴨井に木村、イカす悪党根上、二枚目の山下、ニヒルな成田、お笑いでダイマル・ラケット。女性陣はセクシーな水谷、クールビューティな江波杏子、おなじみお玉ちゃんの坂本スミ子。鴨井と稲取が対決する場面は音楽もカッコイイし、二人のピストル勝負も決まっていて特に大好きな場面です。
ショボクレこと木村刑事は、第一作「宿無し犬」から一作品おいての再登場。天王寺駅前で鴨井を見つけ、そこから通天閣方面まで鴨居の後をつけ、鴨井がヤクザをやっつけた後にやっと声をかけます。なんですぐに声かけないんでしょうかねえ。こんな調子でその後も鴨井の行くところに神出鬼没で現われるのは前作と同じ。
今回のショボクレはコミカルな面も描かれていて、鴨井に捜査の協力を依頼するときに自分の先は長くないと仮病を使ったりします。単純な鴨井はその話を真に受けちゃうのがまたおかしいんですけどね。
「宿無し犬」に引き続きショボクレがうどん屋に行く場面も出てきますが、ここでなぜ彼がうどんを愛するかが明らかになります。うどんの「たたいて伸ばして細長く」が彼の人生観と通ずるからなのだそうで。そこでまた鴨井に「その上につかみどころがない」と突っ込まれている(笑)。
いつもは鴨井を手玉に取ってるショボクレなのですが、この映画では鴨井に負けているところも。。。
1.サシの勝負や!と言って向かった将棋サロンで鴨井に負ける。
2.浪花警察署内で鴨井にどつかれる。(仮病のウソがばれたから)
3.大阪警察病院前で服装検査をしようとしてまた鴨井にどつかれる。
鴨井にどつかれるのは体格差ゆえ、、、というのもありましょう。いや、1と3は鴨井をうまく動かすための策略だとも思われます。
そして終盤・天王寺駅の場面で、大阪に来たお玉ちゃんに追っかけられる鴨井を笑って見送るショボクレがほんのりシブくてまたいいのですな!
大好きな映画を大画面で観ることができてシアワセでした!
私は、シリーズ中一番のお気に入り、シリーズ3作目の「ごろつき犬」(1965・大映東京)を観てきました。
あらすじはコチラ(キネマ旬報データベース)
南紀白浜にツーリングに出かけた鴨井(田宮二郎)は、葉子(水谷良重)という美女と知り合う。彼女は金貸しの未亡人で、自分の夫を殺した一六会の稲取(根上淳)、川勝(成田三樹夫)、辺見(山下洵一郎)を殺してほしいと鴨井に頼む。
大阪に戻った鴨井は顔なじみの木村刑事(天知茂)から彼の同僚を射殺した男を捜してくれるよう依頼される。その男もイナトリだった。。。
シリーズ3作目にして鴨井のピストルの腕もしゃべくりもオープニングからノリノリです。
なぜこの作品がお気に入りかというと、作品中何度か繰り返される小粋な感じのテーマ曲(by山内正)が好きなのと、セリフのやり取りの面白さ(by藤本義一)、俳優陣ががっちりそろっているからです。男性陣は鴨井に木村、イカす悪党根上、二枚目の山下、ニヒルな成田、お笑いでダイマル・ラケット。女性陣はセクシーな水谷、クールビューティな江波杏子、おなじみお玉ちゃんの坂本スミ子。鴨井と稲取が対決する場面は音楽もカッコイイし、二人のピストル勝負も決まっていて特に大好きな場面です。
ショボクレこと木村刑事は、第一作「宿無し犬」から一作品おいての再登場。天王寺駅前で鴨井を見つけ、そこから通天閣方面まで鴨居の後をつけ、鴨井がヤクザをやっつけた後にやっと声をかけます。なんですぐに声かけないんでしょうかねえ。こんな調子でその後も鴨井の行くところに神出鬼没で現われるのは前作と同じ。
今回のショボクレはコミカルな面も描かれていて、鴨井に捜査の協力を依頼するときに自分の先は長くないと仮病を使ったりします。単純な鴨井はその話を真に受けちゃうのがまたおかしいんですけどね。
「宿無し犬」に引き続きショボクレがうどん屋に行く場面も出てきますが、ここでなぜ彼がうどんを愛するかが明らかになります。うどんの「たたいて伸ばして細長く」が彼の人生観と通ずるからなのだそうで。そこでまた鴨井に「その上につかみどころがない」と突っ込まれている(笑)。
いつもは鴨井を手玉に取ってるショボクレなのですが、この映画では鴨井に負けているところも。。。
1.サシの勝負や!と言って向かった将棋サロンで鴨井に負ける。
2.浪花警察署内で鴨井にどつかれる。(仮病のウソがばれたから)
3.大阪警察病院前で服装検査をしようとしてまた鴨井にどつかれる。
そして終盤・天王寺駅の場面で、大阪に来たお玉ちゃんに追っかけられる鴨井を笑って見送るショボクレがほんのりシブくてまたいいのですな!
大好きな映画を大画面で観ることができてシアワセでした!



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