てぃーだブログ › うしろ姿のブルース

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Posted by TI-DA at


「目力対決 田宮二郎と天知茂」

2009年11月14日

ということで、次の神保町シアターの特集は二郎&茂の特集に相成りました(泣)。
http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/calendar/jikai.html#movie01

四谷怪談、地獄、黄線地帯、座頭市と並ぶとオーソドックスなラインアップではありますが、これらの作品は別々の特集で上映されることが多いので一緒の並びは意外と珍しいかも。
それと、犬シリーズが2本上映されるのもうれしい。「ごろつき犬」は女優が水谷良重と坂本スミ子と江波杏子、男性は二郎&茂&根上純と私好みの並びで、オープニングのイラストとテーマ曲もイカした作品であります。

あと、二郎主演の「黒の駐車場」と「脂のしたたり」は、同じ役を茂がテレビでやってたりします。
犬シリーズでは、鴨井とショボクレのコンビネーションがシリーズのキモになっている。
そういえば、二郎は財前五郎、茂は明智先生とそれぞれのあたり役をやった後になくなっている。
そんな微妙な二人のリンクを考えると、今回の特集は興味深いものであります。

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「明智小五郎読本」刊行!

2009年09月20日

Posted by navera at 09:13 Comments( 0 ) 読書で茂
明智小五郎の研究をされている住田忠久氏が、このたび長崎出版より「明智小五郎読本」を長崎出版より刊行されることになりました。
小説、映画、テレビから歌舞伎まで、さまざまな部分から明智小五郎を眺めた力作です。ミスター明智・天知茂様のことも取り上げていますのでシゲラーの方、要チェックです。

本の情報はアマゾンのコチラから。本の表紙画像はアップされていませんが、カッコイイです。


明智先生といえば、国立劇場10月歌舞伎公演の乱歩歌舞伎第2弾、「京乱噂鉤爪」もお見逃しなく!ごひいきの中村梅玉丈も待望の悪役でいろいろ楽しみにされているようです。

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「海よおいらの歌に泣け」

2009年08月30日

TCC試写室にて観賞。1961年、千代田映画の作品。監督は田口哲。

歌のうまい東京湾フェリーの乗組員のアキオ君(白根一男)は、ひょんなことから楽団の歌い手となって舞台に立ち、さらにおとっっあんの反対を押し切ってその楽団と行動を共にして歌手を目指すことにする。
楽団はいろいろな劇場を巡業したりいざこざに巻き込まれて流しの仕事をしたりといろいろな目にあうものの、最後にアキオは東芝レコードのえらい人に見出されて東京の大舞台を踏むのでありました。

白根一男が東芝専属の歌手なので、彼の持ち歌がガンガン流れたり、レコード歌手のオーディション場面が出てきたりするのが楽しい。
オーディションの場面で「さのさ」とか俗曲をコミカルに歌うおじさんが2名登場するのだがあの方たちは歌手なのかあるいはネタで参加した東芝の中のヒトなのか??
それから、楽団の演奏シーンで八木節のジャズアレンジが出てきたんだけど、こういう民謡の洋楽アレンジ好きなんだ。歌手のお兄ちゃんの歌がもうちょっとうまかったらなあ。
それと左京未知子がキャバレーの歌手で登場して美声を聴かせてくれるのだけど、これは吹き替えじゃないよね?彼女は確かハワイアンバンドで歌もやっていたのではなかったかと。
話のあらすじは退屈だったのだけど、これらの音楽な部分はワタシ的に楽しめました。

俳優陣はうーむという感じだったのですが、そのうーむという感じが楽団の面々に関してはうらぶれた雰囲気がリアルに出ていたような。。。
しかし、万里昌代が出てくるとシャキンと映画になるのには感動した。

で、われらが天知茂サマは特別出演枠で参加しています。
流しをしているアキオくんの歌を見込むバーの客で、アキオくんがその後ショバ代を払えと地回りに襲われているときに階段からトレンチコート肩に掛けてくわえタバコで登場して地回りをやっつける。
でもってアキオくんを知り合いのやってるキャバレーに紹介するけど、そのキャバレーはもう先に求人が埋まっちゃってNG。茂はアキオくんの肩を叩いて「夢を捨てちゃいけない」と慰めて出番終了。

乱闘シーンは、茂の目線からのカットがあったり新東宝の誇る技闘師の泉田洋志さんとのアップを含めたカットがあったり何気においしい。このシーンだけはしっかり新東宝ワールドになっていましたなあ。

それにしても、茂のやっていた男性は何者なのだろう?推理してみた。
・「黒線地帯」のトップ屋町田さんがネタ探しに地方に来ていた。
・あれは実は南郷次郎だった。
・まだ金儲け途上の「孤独の賭け」の千種梯二郎。だからキャバレーに知り合いがいる。
・そういえば、あのキザり方は「火線地帯」の南米に行きたい黒岩さんに通じるものがある。帽子かぶってないけど。
どんなもんでしょ。皆様のご意見をお待ちしております。

それから、上映の機会を設けてくださったシネマ△トライアングルの諸兄にも感謝!!

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「海よ俺らの歌に泣け」上映会!

2009年08月22日

このたび、先日の「黒と赤の花びら」に引き続き天知茂デビュー60周年企画第2弾、「海よ俺らの歌に泣け」の上映会を行います。
この映画は新東宝末期に作られた作品ですが、なかなか上映の機会がない作品のようです。作品の内容が不明だったりしますが、天知さんの写真集に誰かを殴っているショットでのスチールが一枚載っているぐらいしか私も作品の情報が手に入りませんでした。
今回は遅い時間からの上映ですので、お仕事の帰りにお立ち寄りいただければ幸いです。

※上映の詳細、お問い合わせ、お申し込みは花田さん( mamushi_brothers 「@」hotmail.co.jp →アットマークは半角に変換してください)まで。

以下、上映情報。


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『海よ俺らの歌に泣け』
1961年/千代田映画製作、新東宝配給作品/モノクロ/75分

監督:田口哲
脚本:田代淳二、田口哲/撮影:柾木四平/音楽:吉野達弥
出演:白根一男 万里昌代 天知茂 左京未知子 今村原平

<イントロダクション>
天知茂デビュー60周年企画第2弾として1961年公開の『海よ俺らの歌に泣け』を上映!!
今回はTCC試写室での上映会では初の試みとして平日の夜にレイトショー上映します!!
『海よ俺らの歌に泣け』は国際放映にフィルムが現存しないとても珍しい作品で、内容の詳細についての情報も一切ありません。
正直言って当日上映してみて初めて内容がわかる出たとこ勝負ですが、名画座で上映される可能性がゼロなのでこの機会を逃すといつ観れるかわからない非常に珍しい作品ですので、是非ご来場ください!!

<上映スケジュール>
8月27日(木)
19:30 開場
20:00~21:15 上映

8月28日(金)
20:30 開場
21:00~22:15 上映

<会場>
新橋TCC試写室
住所:東京都中央区銀座8丁目3番先 高速道路ビル102号東京都中央区銀座8丁目3番先 高速道路ビル102号
HP:http://www.kokuei-tcc.co.jp/index.html




「黒と赤の花びら」上映会やりますぜ!

2009年06月18日




このたび、映画の友のshimoshimoさんたちのご尽力により、シゲルの主演作品「黒と赤の花びら」(1963・大宝)が上映されることになりました。
大宝は、新東宝が倒産したあとの存続会社のひとつだったのですが、数本の作品を残して営業を停止しました。この「黒と赤の花びら」もその数少ない作品のひとつです。
シゲルの写真集「ニヒル」に、数枚かっこいいショットのスチールが載っている作品で、昨年のグリソムギャングでの「好漢・天知茂シアター」でも上映候補作のひとつでしたが、フィルムの存在が確認できずお流れになっていました。しかし、先日フィルムの存在が確認され、上映会を開催することになった次第です。
今年はシゲルのデビュー60周年の年であるのですが、そんなシゲルの私たちへの天国からのプレゼントピカピカなのかもしれません。

シゲルファンの方、シゲルに興味を持った方、皆様のご参加を心からお待ちしております。

以下、告知です。

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発掘!幻の大宝映画 第一弾『黒と赤の花びら』上映会のご案内

【大宝とは?】

 1961年、倒産した新東宝は三つの会社に分裂する。清算会社である新東宝本社、製作部門のニッポン・アートフィルム・カンパニー(NAC 後の国際放映)、そして配給会社として1961年の9月に設立されたのが大宝であった。
だがその活動も長くは続かず、年が明けた1962年の1月の頭には大宝は業務を停止してしまう。この僅か3ヶ月強の間に大宝によって配給された作品は次の5本。

『狂熱の果て』(佐川プロ製作 監督 山際永三 1961年11月1日公開)
『黒い傷あとのブルース』(佐川プロ製作 監督 小野田嘉幹 1961年11月22日公開)
『飼育』(パレスフィルムプロ製作 監督 大島渚 1961年11月22日公開)
『大吉ぼんのう鏡』(シナリオ文芸協会製作 監督 猪俣勝人 1962年1月3日公開)
『黒と赤の花びら』(佐川プロ製作 監督 柴田吉太郎 1962年1月14日公開)

 これに経緯は判らないが大宝の業務停止後に公開されたらしい『波止場で悪魔が笑うとき』(監督 中川信夫 製作プロ・公開日不明)を加えた計6本が大宝の配給作品の全てと思われる。
 この内、大島渚の『飼育』こそフィルムの現存がはっきりしており、DVD化もされているが、あとの5本については現在新東宝作品の管理をしている国際放映にもプリントはなく、また、5本の内3本を製作された故佐川滉プロデューサーも生前フィルムの所在を探しておられたが結局見つからなかったそうである。故にこれらの大宝配給作品は既に現存しない作品と永らく思われて来たのである。

【3作品の16mmプリントを遂に発見!】

 上記の如く既に失われたと思われていた大宝配給の5作品、だが今回、遂に3本の作品の16mmプリントの所在を突き止めたました!
見つかったのは『黒い傷あとのブルース』『黒と赤の花びら』そして『波止場で悪魔が笑うとき』の3作品。
 既に権利関係すらあやふやになっているこれらの作品を一般劇場でかける事は難しいかもしれません。しかし、これら幻の作品たちをスクリーンに蘇らせる為、「発掘!幻の大宝映画」と銘打って、新橋TCC試写室でのシリーズ上映を企画しました。

 先ず初回を飾るのは『黒と赤の花びら』。
この作品は天知茂主演作、7月には天知茂ご命日もあるし、また今年は天知茂のデビュー60周年にも当たるとのことでそれに絡めての上映です。
二日目7/19の上映後には、この作品のチーフ助監督を務められていた山際永三監督をお招きして、当時のお話も伺います。

当然ソフト化やCS放映なども望めないこの作品、天知ファン、新東宝ファンはこの機会を逃すと今度はいつ観られるか判りません、是非、足を運んで幻の作品を堪能して下さい。

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発掘!幻の大宝映画 第一弾!
天知茂 デビュー60周年&追悼企画

『黒との花びら』

1962年 佐川プロ製作 大宝配給作品

製作:佐川滉 監督:柴田吉太郎 原案:牧源太郎 脚本:宮川一郎/柴田吉太郎
音楽:菊村紀彦 美術:宮沢計次 撮影:須藤登 助監督:山際永三
出演:天知茂/上月左知子/丹波哲郎/三原葉子/安井昌二/松尾和子/細川俊夫/大友純/沖竜次/扇町京子/松浦浪路 他

<解説>
テレビのケンちゃんシリーズで知られる柴田吉太郎監督のデビュー作にして唯一の劇場作品。チーフ助監督には一足先に監督デビューを果たしていた山際永三監督が「先輩の応援のために」とついている。

<あらすじ>
激流の洋上で起きた船舶遭難事故。遭難による保険金の詐欺の疑いを持った海上保険の調査官田代は調査を進めていく内に、その背後にある別の事件の存在に気がつく。
事件の真相を突き止めようと更に調査を進めていく田代であったが....。

<上映スケジュール>
7/18(土)
12:30 開場
13:00~14:30 上映

上映カンパ金 1800円

7/19(日)
12:30 開場
13:00~14:30 上映
14:40~15:30 トーク:ゲスト 山際永三監督

上映カンパ金 2300円

※トークショーに関しては若干時間が前後するかも知れません、また、実はこの作品の正確な上映時間が判っていません。その為、両日共にタイムテーブルはあくまでも予定となります。ご了承ください。

<会場>
新橋TCC試写室
住所:東京都中央区銀座8丁目3番先 高速道路ビル102号







<ご予約>
ご予約なしの当日来場も受け付けますが、満席の場合はご入場をお断りする場合があります。確実なご鑑賞の為にはご予約下さい。
ご予約は下記予約専用メールアドレスへメールにてお申し込み下さい。

予約専用メールアドレス:daiho@nipponeiga.com
申し込みフォーム:http://www.nipponeiga.com/daiho/

なお、ご予約のキャンセルは可能ですが、その場合は事前にご一報頂きたくお願いいたします。

それでは皆様のご来場、お待ちしております。

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東急バス渋24 成城学園前駅-渋谷に乗る

2009年05月30日

所用があって小田急線の成城学園前駅近辺に行ったのですが、帰りのルートをどうしようかと思っていたところ渋谷駅雪のバスが走っているのを発見したので、暇つぶしもかねて乗ってみました。

そうしたら、この路線が東宝、国際放映の撮影所のそばを走る路線だったのでちょっと感動しました!
まず東宝撮影所の横を通るのですが、「東宝前」というバス停があります。
続いて「日大商学部前」。ここはかつて新東宝の撮影所でした。今も、国際放映のスタジオが残っているのが新東宝の名残ですな。「スター毒殺事件」に出てくる新東宝のスタジオもここなんだろうか?
最後が「オークラランド前」。「オークラ」っていうのは大蔵貢の大蔵。今はバッティングセンターなどのあるレジャーランドになっていました。ここもかつては新東宝の第二撮影所。

思いもかけず、若き日のシゲルが動き回っていた地域を通ることができてうれしかったぞ。






「地獄」

2009年04月04日

シネマート六本木の新東宝特集にて。

何度も登場する9時を指した時計。主人公の名前の四郎の四。不吉なイメージがちりばめられているよなあ。
「天上園」のあの雰囲気と、四郎の父のピンハネは、先日起こった老人ホームの火事を連想させる。つらい。
天知茂の詰襟姿はとうがたっている!という意見もありますが、あの頃の大学生のビジュアルって、結構老けていると思う。宮川一郎さんの脚本読むと、四郎は大学院生という設定なんです。

あの陰鬱な雰囲気の中、三ツ矢歌子がかわいいのと、四郎の父の愛人の山下明子の明るさ(→あの着物の着こなし、好きだなあ。ご本人のアイディアも入っているようです)が救いだ。

上映終了後に何気に入った喫茶店「貴奈」の昭和40年代なインテリアが最高でした。奥で会田刑事がコーヒーをすすっているのではないかと思ってしまうぐらいです。変遷の多い六本木でよくここまで残ってくださった!ボーイさんの対応も気が利いてました。






「東海道四谷怪談」

2009年03月15日

シネマート六本木の新東宝特集で、「東海道四谷怪談」を観賞。

この映画は、やっぱり赤い色がポイントなのだなあ、と改めて思う。
お岩や伊右衛門の血の赤。南蛮渡りの薬を包む紙の赤。蚊帳の赤。
気のせいかもしれないけれど、伊右衛門が直助を斬るシーンのあと一瞬画面が真っ赤になる。それがさらに赤い色への恐怖をかきたてる。

伊右衛門が直助を斬った後に沼が寺の部屋に戻り、仏壇が下がっていくまでのシーンの移り変わりの鮮やかさは素晴らしい!





「女王蜂の怒り」

2009年03月09日

先週、シネマート六本木の例の新東宝大会で「女王蜂の怒り」(1958・新東宝)観てきました。あらすじはコチラ

しかし新東宝大会、いい企画なのにこの作品は恐ろしいほど客が入っていなかった。他の作品の入りはどうなのだろう?
ホームページの情報も、オールナイトの時間帯は最初の回は書いてあったのにそれ以降は更新なし。「豪華ゲスト」を呼ぶと書いてあるのに香川京子さんの挨拶以降に何もない。チラシは豪華で、川本三郎さんの文章まで入っていたりしたのでいろいろと期待してたのになあ。

・・・映画の話に戻ります。
前作の「女王蜂」に続き、久保菜穂子の女親分率いる古風なヤクザと、天知茂様が悪の枢軸のヤクザがシマを争う話。アマチさん、今回は白髪のメッシュに口ひげの恐らくアラフォー以上の年齢の役である。しかし当時まだ27歳。あ、ちなみに宇津井健さんと同い年です。

正月映画で景気づけなのか、出演者は宇津井健(風来坊のハリケーンの政)、久保菜穂子(女親分ゆり)、中山昭二隊長、高島忠夫、アマチさんといろんな人が登場する。アマチさんの子分が文太。宇津井健を追っかけるおねーちゃんがデビュー作の星輝美。星輝美の一人称が「あたい」なんだけど、彼女にはこの一人称が似合うはじけた感じがありますな。

オープニングのナゾの蛇踊ふうダンスとか、アマチさんがゆりさんを我が物にする場面の寝室のピンクのライトが石井輝男チックですな。しかし、新東宝の映画でアマチさんと酒を間にはさんでサシで会う女性のほぼ100%は襲われる気がする。(酒に睡眠薬混ぜて飲ませるのって体に良くないと思うんだが。cf.中川昭一センセイin ローマ)貞操を奪われたゆりさんに政が「狂犬にかまれたと思いなさい」っていうんだけどそりゃないだろうよアンタ。

また話がそれるのだが、クールな久保さんと口ひげのアマチさんが反目してるのを観てたら、この二人で「風と共に去りぬ」のスカーレットとバトラー観たくなった。アシュレは高島忠夫。メラニーは三原葉子、でどうでしょう。



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シゲル78歳

2009年03月04日

Posted by navera at 22:52 Comments( 0 ) 茂余話
本日、天知茂様の78回目の誕生日キラキラ です。

この前気づいたが、今年は芸能生活60周年です。

タグ :天知茂